野球審判を始めるには?地元の連盟を見学して、初めて塁審をやってみた

野球が好きで、審判に興味を持った私は、地元の野球連盟に連絡をしてみました。

「審判をやってみたいのですが……」

そんな気持ちで連絡をしたのを覚えています。

すると、すぐに見学に来てくださいとのことだったので、実際の試合を見学させてもらうことになりました。

最初は塁審からスタート

見学に行って説明を聞くと、

「最初は塁審から始めてもらいます。慣れてきたら球審もお願いします」

とのことでした。

当時の私は、審判の経験はもちろんありません。

ただ、野球をプレーしてきた経験はあったので、

「野球のルールはある程度分かっているし、塁審なら何とかなるかな」

そんなふうに考えていました。

今思えば、この考えが少し甘かったのですが……。

見学を終えると、なんと翌週から実際に審判をすることになりました。

3人制の審判メカニクスを教えてもらう

私が参加した大会では、3人制の審判メカニクスが採用されていました。

審判メカニクスというのは、簡単に言えば、

「試合中、どの審判が、どの場面を担当するのか」

という審判同士の動きや責任分担のことです。

例えば、ランナーがいる場合といない場合では、審判の立つ位置や担当する塁が変わります。

見学のときに先輩審判から、

「このケースでは三塁塁審がここを見る」

「ランナーが動いたら、この塁を担当する」

というように、シチュエーションごとの基本的な動きを教えてもらいました。

そのときは、

「なるほど、こうやって分担するんだな」

と理解したつもりになっていました。

ところが……。

「見る」のと「やる」のでは全然違う

実際に審判をやってみると、見学しているときとは全く違いました。

試合が始まると、打球が飛び、ランナーが走り、守備選手が動きます。

その瞬間、

「自分はどこに動けばいいんだ?」

となってしまいました。

特に困ったのが、外野への飛球です。

左中間方向に打球が飛んだとき、私はプレーヤーだった頃の感覚がそのまま出てしまいました。

打球を見ると、

「追わなきゃ!」

という感覚になり、選手と同じような感覚で打球を追いかけるように動いてしまったのです。

今考えると、審判としては全く違う動きをしていました。

審判は選手と一緒にボールを追いかけるのではなく、自分が担当するプレーを正しい位置と角度から見ることが大切です。

しかし、当時の私はそんなことも分かっていませんでした。

自分では間違いに気づかなかった

さらに困ったのは、そんな動きをしていることに、自分自身では気づいていなかったことです。

試合が終わった後、先輩審判から、

「さっきの打球のとき、あそこまで追わなくても大丈夫だよ」

とアドバイスをもらいました。

そのとき初めて、

「自分は選手のように打球を追いかけていたんだ」

と気づきました。

審判を始めたばかりの頃は、自分では正しく動いているつもりでも、実際には間違った動きをしていることがたくさんありました。

失敗して、教えてもらって、少しずつ覚えていく

そんなことが、何日も続きました。

試合をする。

↓

失敗する。

↓

先輩に教えてもらう。

↓

次の試合でやってみる。

↓

また別のところで失敗する。

最初はこの繰り返しでした。

でも、今振り返ると、これが私にとって一番大切な経験だったと思います。

審判は、ただ野球のルールを知っているだけではできません。

「どこに立つのか」

「どこを見るのか」

「どのタイミングで動くのか」

を、実際の試合の中で少しずつ身につけていく必要があります。

もし、この記事を読んでいる方の中に、

「審判をやってみたいけど、自分にできるかな?」

と思っている方がいたら、最初から完璧にできなくても大丈夫です。

私自身、最初は分からないことだらけでした。

それでも、実際に試合に入り、失敗して、先輩に教えてもらいながら、少しずつ審判らしい動きができるようになっていきました。

審判に興味があるなら、まずは地元の野球連盟や審判団に連絡して、見学してみる。

これが、私が審判を始めるきっかけになった最初の一歩でした。

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